7月8日は209名の方々が黒野のブログを過疎らないように巡回してくださいました
ありがとーありがとーです。
黒野もいちおレーベル所属のDJなのですが、違うレーベル所属のDJメンズの家にどんな音作りしてるの?とかまあそんな軽い感じで遊びに行こうと。仲良いですのでOKしてくれたんですが、
「あのね。黒野さんうちのマンション出るんですよね。」
ん?ゴキブリとか蚊?後彼女さんの忘れ物とか別彼女の痕跡?
「いや。幽霊ですって。」
あー全く信じてないから僕。そういうの。
するとそのDJをY君だとしましょう。
「自分もね住むまで信じてなかったんですわ」
へぇーと思いとりあえずY君の家の住所を聞いて遊びに行きました。
けっこーいいーマンション住んでるじゃん!
ピンポーンしてオートロックを外してもらいました。
「忍さんエレベーター気を付けて」
え?スピーカー越しで言われました。なんか事故るの?と思い階段で行こうとしたら階段のドア「防犯上の為外側から開きません」とかかれてました。どんな防犯さ・・・。
エレベーター上のボタンを押して待つとエレベーターやってきました。8階に住んでたので8を押しました。するとなぜか2階で停止。そのまま1階に戻ります。ええ?と思い1階でまた8のボタンを押しました。今度は4階で止まりまた1階に戻りました。じゃあもういい!また乗って8のボタンを押し内部からロックされてる階段を次停止した階から使って8階に行こう!
エレベーターは3階で止まりました。なのでそこから階段で8階を目指します。外見える階段なんですが、フロアーから出れないように柵が建てられてます。そして登るとなーんか嫌な感じがしてきました。この嫌な感じは8階にいくな~的な感じです。黒野は幽霊こそ信じませんが自分の感覚は信じています。そのまま登るにつれどんどん嫌になってくる。そして8階着!
Y君が玄関先で待ってました。
「ね?おかしいでしょ。」
うん。でも幽霊のせいじゃなくてエレベーターの点検ミスでしょ。
「いや。エレベーター点検一昨日してこれすっよ?」
不動産会社に言いなよ
「言ってますよみんな。」
ちなみにすごい一等地に立ってるマンションでした。そして黒野は
家賃幾らなの?
「3万。」
え?30万じゃなくて3万?
「そうです。ちなみに僕引っ越してきてからやくざの事務所以外、コロコロ人引っ越してますよ。」
そういう反社会的勢力の住む物件だから安いのか~と思いました。
「忍さん、赤い服着た女の人エレベーターで見なかった?」
家にあがるとまあ色々とあります。
見てないよ。
「僕ね、結構見るんですよ。赤い服きた女の人。で、僕8階にすんでるでしょ?その女の人エレベーターに乗ってるんです。ここ14階建てなんですが、赤い服きた女の人僕が8階ボダン押しててもどの階のボタンも押さないんで、降りるのやめて、9、10、11、12、13、14とボタン押したんです。どの階でも女の人降りないです。」
変わった趣味エレベーター係の方?
「いや。でね。今度エレベーター全部のボタン押して降りたら5階で降りたんです。」
5階の住人じゃん。
「けどね。5階って2カ月前ベランダから飛び降りて死んだ女の人がいたんです。それ以降赤い服きた女の人がエレベーターに出るんですわ。」
そうなんですか。その時いきなり電気消えました。
「あーまただ。やめろや!こら!!」
Y君叫ぶと電気が付いた!音声認識システムなの?
「いやこれね、いきなり電気消され怒ると付くんですよ。」
作曲してるとき消えたらヤバイね。
「そうなんです。だから4小節ごとに保存してますわ。」
といった瞬間今度、窓ガラスがドーンと音を立ててなんかぶつかった?
「これも霊ですよ。」
Y君霊能者なの?
そういったらまたドーンと窓ガラスにぶつかる音が。
ちょっと窓ガラスみていい?
「いいですけど、まあ驚かないか忍さんは。」
カーテン開けたら・・・外側から窓を押した手跡が沢山ついていました。
「幽霊信じるでしょ?忍さん」
ぜんっぜん信じない。これそういう風に見える錯覚だとしか思えない現にこんなに手跡ぽいものくっきりついてるけどどれ1つ、指紋とか手のひらの模様ないじゃん。
「あーたしかに。」
Y君の音楽や使用機材等みて帰ることになりました。2時間くらいかな。この滞在時間電気消えること3回、窓に衝突する音4回。
「下まで送りますわ。忍さんタクシーでしょ?」
うん。送らなくてもいいよ。
「いや。送りますわ。」
ありがと。
エレベーターのボタン下を押して世間話をしてたらエレベーター到着。
赤いワンピースを着た女性が、しかもショートカットヘアーが乗ってました。
僕たちは無言で乗り込みました。1階おしてるのになんで6階で止まる?という現象そして赤い服きた女の人は5階で降りたので、黒野は会談で行く。といって降りようとしたらY君に手を思いっきりひっぱられエレベーターに戻されました。
「追いかけちゃダメです。あのね、追いかけた人というか、5階から僕引っ越してきて1年半何人も飛び降りしてるんです5階から。」
へー。
こうして黒野はタクシーに乗りいまだ冷めぬ嫌な感じをひしひしと。
2日後・・Y君が自害なさいました。5階から飛び降りたそうです・・・。
黒野はお通夜。告別式に弔問しました。Y君の彼女さんを紹介され
「時間だけが癒してくれます。」というと。
「Yは・・赤い服きた女に持ってかれたんです。」
はい?まあ何かの仕業にしたくなる気持ちわかりますがそうですか~とも言えず。
「赤い服きた女が、Yを5階から飛び降りさせたんです。」
泣いている女性をほっとくわけにはいかないので黒野は
解りました。赤い服きた女の方に文句を言いに、片づけやご遺族の方が整理整頓した後Y君住んでたマンションにいきます。一緒に赤い服きた女の方に文句をいいましょう。
「できるんですか?」
やってみなければわかりません。
ご遺族の方にお話をしてそして彼女さんに約束し黒野は帰りました。
彼女さんからメールが着てY君のご遺族が引っ越しや処分またレーベルの方が整理したと。
わかりました。じゃあスケジュール見てあきてるとき、即いきますので調整しましょう。
電話から2週間後、彼女さん(オートロックのナンバー知ってます。またご遺族の許可の元にマンションにあがらせてもらいました。」
5階につくと、彼女さんが引き気味に。黒野は5階の飛び降り場所で持参した印形物質化に集中しました。何もないこと5分。まあ何もないのが普通。そしてエレベーターが開いた音がして、赤い服きた女の方が出てきました。
彼女さんは完全に黒野にしがみついた状態です。赤い服きた女の方と黒野はにらみ合いです。彼女さんの携帯の着信音が鳴り響く中30分はにらみ合いしてました。そして赤い服きた女の方がエレベーターに乗ろうとするその瞬間黒野は確信しました。
「おい。そうやって自分は人間じゃないって演じるの楽しいの?あんた人間じゃん。あんたの瞳孔は外の光に反応してたよ。こういう悪趣味なことは辞めなさい。」
赤い服きた女の方は会釈してエレベーターに乗りました。
生きてる人にY君が動じるわけないのですが、少なくとも僕が見た赤い服きた女の方は人間しかも正確には女装した男性でした。
ただしそのあとエレベーターに乗ると下1階を押したのに14階まで行くし、14階で1階押したら5階にとまるというホントこれ大丈夫なエレベーターなの?という経験をしました。
明日も怖い話を書きたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。