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この記事の続きです。
仮にもしあのうずくまってた女性が何らかの理由で死んだ。でなんでか黒野に主張がありただランニングしていただけなのに黒野になんか言ってる。
まったくナンセンスだと思いました。なにか仮に主張したいなら第一発見者とか検死解剖の先生に言えよよ思いましたが、ふとこれはチャンス到来と思いました。
幽霊なれ怨霊なれ、その魔術師が認めた存在であれば利用できるはず。後どうせ黒野が死ぬ時、誰かが葬儀をあげるということは黒野は成仏になるわけで、神式なら神様の仲間に、キリスト教なら復活の日まで寝ている。地獄に落ちろ!とかよく聞きますが、死んで葬儀をあげてるなら地獄に落ちないはずでそこは仏教のジレンマだと思いますが、いずれにしても、うずくまった女性をよくよく思い出す必要が生じ、30分目を閉じてよくよく思い出そうとしました。ワンピースは多分白ではなくデニムぽいものだった。靴は確か・・うーん思い出せないけど見た時その瞬間を思い出そうと頑張った結果・・・
デニムのワンピース、ミュール、髪の毛は明るい茶色、左手に時計。
ここまで思い出せたので、黒野は魔術の部屋に移動し、杖を手にしてよくよく目の前にうずくまった女性をありありと視覚化すること50分、十分出来ていることを確認し魔術意識ー恐怖ーの中うずくまった女性にフォースを流し込みました。その女性が悪霊であれなんであれもはや黒野の魔術から逃れることはできない。
「おい。何があったかまったく知らないし、僕が見た時、あんたはうずくまってたけで、いちいち僕に絡んでくるのであれば、この印と呪文によってあんたを縛る。そしてあんたは、絶対服従の中3つ僕の命令を忠実に実行し成果を出せ。そしたら僕が死んだ時、成仏させてあげよう。」
次の瞬間、3つ灯した黒いロウソクが(燃焼時間2時間)が一瞬にして消えました。
「おい。いますぐ成仏できるならさっさと成仏してくれ。僕にからんでくるからこういうことになる。どっちがいいか選べよ。今成仏するか?それとも僕の命令を3つ叶えてからともに成仏するか?」
左耳元ではっきり囁かれました
いまがいい。
「じゃあ、印と呪文の拘束を解いて、お経を読んであげよう。その代わり2度と僕の前に出てくるなよ!」
うん。痛かった。苦しかった。怖かった。嫌だった。
「何があったか知らないし何かあった、であんたの気持ちになって考えたらそりゃ最悪な思いだったんでしょ。しかし従属しないあんたの為に経を読んであげるからさっさと成仏しなよ。」
黒野は大般若大578 般若理趣分を取ってきました。
「おーい。今からこの経を読んであげる。でこの経の言いたいことは平等そしてあんたみたいに苦しみもがき嘆く存在も本来は清浄ということ。お線香とかないから、乳香を燃やす。そしてこの経を3巻読み上げるから、成仏しな。霊感がまったくない僕にちょっかい出すと次は問答無用で拘束し従属存在として使役する。」
真読を3回し心から消えろと祈りました。
これが終わって以来もう謎の訪問はなかったんで成仏したんだろうと思いました。
シマギイー ユミフィーサマイ スディガフー!!