ガラスの靴その2

ようそろ~お越しくださいました。9月22日は64名の方々が黒野のブログを過疎らないように巡回してくださいました。

ありがとーありがとーです。

右足だけコレクションのガラスの靴。すべて同じただのガラスの靴ではなく色や装飾が施された靴でした。わざわざガラス職人にオーダーして30足もの右足の靴を作って持ち主さんは何がしたかったのか?と思い、店長に尋ねました結果、そもそもガラスの靴は売りに来た方ー息子さん曰く左靴も存在してたと。

そして何故30足作った理由は、息子さん曰く友達や親戚が結婚するたびにガラスの靴を作り左足を贈っていたそうです。何故左足のガラスの靴を贈ったか?そこにはこの持ち主さんの怨念が。

このガラスの靴を作るのは新婚さんを恨んでいたということで、持ち主さんはシンデレラを読んでふと、左足のガラスの靴は魔法が解けたら消えているのでつかの間の幸せと考えたそうです。そして右足は幸せを運ぶと考え新婚さんに何も言わずガラスの靴をプレゼントしてたそうです。プレゼントされた方は喜んだそうですが、持ち主さんは新婚を恨んだそうです。別に自分の家庭が荒んでたわけでもなくただ単に新婚さんを恨んだそうです。その結果左足のガラスの靴を渡すことで憂さ晴らしをしてたと。しかし1足作るのに30万以上したそうで、死後処分に困り遺品をほとんど売り古美術商が買い取ったそうです。

なお古美術商はガラスの靴などどうでもよくガラスの靴を納めていいるキュリオケースに値段をつけてかったそうです。そして買った後息子さんに現金を渡したら左足のガラスの靴の話をされたそうです。しかし古美術商にとってそんな恨みとか怨念とか全く値段が付かないので関係ない話となりとにかくキュリオケースを買った人に何も言わずにガラスの靴をセットにして渡すか?ガラスの靴を欲しがる人が仮にいたらガラスの靴を販売知れば丸儲けなのでそうしようとしたのですが一向にガラスの靴だけほしいという方はおらず、かつキュリオケースが欲しいという方もおらず店内の飾りになっていたので、黒野にガラスの靴右を1つあげるということをしようとしたそうです。

ふとじゃあ左足のガラスの靴をプレゼントされた方はどうなったか気になりましたので話の続きを聞くと30組にプレゼントした中で不幸があった方は10名いたと。その不幸は離婚だけではなく左遷で単身世帯となった家庭も含まれるとのこと。3分の1が不幸にあるというのはものすごい高確率だと思いました。そして持ち主さんはその都度良いことがあったそうで。ただこの良いことは些細なことらしく別段語るようなことではないといわれたと。

思えばシンデレラのガラスの靴が片方だけ残るのは、童話の中でハッピーエンドのトリガーなのですが、じゃあ消えたもう片方のガラスの靴は何を意味するのか?考えたことはありませんでした。もともとシンデレラの原案はガラスの靴やドレスはなかったわけでペローやグリムが付け足したのですが、このような不幸を招くガラスの靴としてプレゼントされるのは誰も考えれなかったことだと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。