招き猫の解

ようそろ~お越しくださいました。

9月1日は109名の方々が黒野のブログを過疎らないように巡回してくださいました。

ありがとーありがとーです。

何度売っても返品される両手招き猫。インスタグラムに紹介しているかわいい招き猫とは全く異なるもので、フレイザー博士の定義する感染呪術のような髪の毛猫の毛猫の爪を束ねたもの。

返品した持ち主さんの話は、やはり寝てる時耳元で猫の声を聴いたと。後声。その声は「帰ってきて。」と聞こえたそうです。古美術商の方が5銭を持って来て下さいました。両手招き猫の五銭と全く違うな~と思いました。

髪の毛の束や猫の毛や爪を縛り糊か膠で固めた束も得体のしれないものです。

けど古美術商の方がおそらくこれは?という仮説を立ててなるほど~と思いました。

おそらくこの招き猫、第2次世界大戦の時に作られたか?それ以前に作られたかのどちらかでしょう。何故第二次世界大戦か?それは当時、出兵する方は女性の体毛や毛を御守として持っていたと。またおそらく猫の爪や毛というのは、出兵するときに家で飼ってたのかわからないけど、必ず戻ってくるという願掛けをしたのだろうと。語呂合わせて当時は死線(四銭)を超える五銭とされてたそうです。そして敗戦し戻ってこれたので髪の毛の束を納めたのだろうと。

でも何故じゃあ猫の鳴き声や帰ってきてという声が聞こえるのか?です。すると古美術商の方がおそらく空襲で亡くなったそしてこの招き猫だけ残り煤けてそして帰ってきた方が大事にもっていたのではないか?

なるほど。と思いました。

戦争の悲惨さを物語る品だ。と思いました。

戻ってきたが待ち人がいない。それが家族だったらとても悲しいことです。

そもそも生還を願うことは第2次世界では褒められる風習ではありませんでした。しかし千人針等からみれもわかる弾丸除けや生還を祈った女性がたくさんいました。

返品された招き猫は値段を90万にして別の方が買ったそうです。

そしていつの日かまたこの招き猫は戻ってくるのだろうと思います。

明日は首なし地蔵軍団について書こうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。