尊敬する魔術師は?黒野忍

5月28日は119名の方々が黒野忍のブログを過疎らないように巡回してくださいました。

ありがとーありがとーです。

よく聞かれるのが尊敬する魔術師は誰ですか?ですが活動している混沌魔術師皆さん尊敬してますが光宗ですかね。魔術師じゃなくて天台宗の光宗。1276年~1350年に実在した方で、著作に渓嵐捨葉集。これ読んでない日本のオカルティストはもうどうでもいいと思う。黒野は 渓嵐捨葉集 買いましたで削除されてる部分は国会図書館で見ました。まずこの本は光宗さんが実にケイオスな思想で書かれている。光宗さんは天台宗の僧ですが、真言宗の口伝や奥義を余すことなく 渓嵐捨葉集 で紹介し同時に天台宗の口伝や奥義も公開してますし神道についても余すことなく公開しています。勿論それだけではなく兵法、茶道についても公開しています。6部構成で算数や医療も書かれてます。

何故黒野が光宗さんを尊敬するかですが、その時代ネットなんかないし、おいそれと口伝を天台宗の僧に言うわけがない真言宗。光宗さんがどうやって調査したか諸説ありますしそれは払いましょう妄想税になるのですが、比叡山延暦寺から降りて京都の茶屋や宿場で聞いたこと全てを確認して百科事典として書いたという説が有力です。なお300巻あるはずですが発見されているのは113巻まで。その努力は凄い事だと思います。 渓嵐捨葉集 を読むと日本の創造がえ?良くいう神道の国造りと違うじゃないか?という事が解ります。それは真言宗が、天台宗が、そう言い伝え口伝にしたことです。また驚くべきは山王一実神道がこの時代公宗によって書かれている事です。なんだそれ?という方はググってください。真言、天台という密教が神道をどう考えて口伝としたか解ります。

また良く大日本国という表現があると思いますがこれすら何故そう呼ばれたかが書かれています。この百科事典を読むことはとてーも学習になると思います。ちなみに研究所は田中貴子先生が沢山書いてますが、 渓嵐捨葉集 の面白いところは紹介してません。例えば 渓嵐捨葉集 でダキニ天の部分を読むと供物にオコゼ、鶏の首、鼠の素揚げとあります。鼠の素揚げ!!となるわけですがその前にオコゼについて天台口伝ではダキニ天は山の女神であって嫉妬深くオコゼという魚が滑稽なので供物に献上されると喜ぶとされ三井寺に伝わったそうです。最澄がダキニ天供養は山門に埋めたという話がありますが、それが三井寺だと光宗は述べてます。鶏の首は牡丹のように鮮やかであり、そして鼠の素揚げはダキニ天は黄粉を好み、修法するなら黄粉を顔に塗れと 渓嵐捨葉集 で かかれ鼠の素揚げはダキニ天がその色を好みまた狐が鼠を好んで食べるというので素揚げと光宗は書いています。ただこのページで光宗は天台宗の僧達が東寺でダキニ天という動物を祀ってる笑える笑えるというような事を聞いたとし、何で動物かそれは九目天といって九つの目を持つ狐だとしてますが、これを光宗はそれは違うだろと書き残しています。そして事実、覚禅抄(黒野全巻持ってる)で 九目天 の正体は3面6臂歓喜天で目が9、それが東寺で祀られていたと書かれてました。

ちなみに光宗とかいてこうじゅうと読みます。皆さんもぜひ中世時代の日本のグリモワール 渓嵐捨葉集 を読んでみてください。国造り神話を密教はどう考えたか実に興味深いテーマが語られています。

昨日の答えはゲゲゲの鬼太郎です。今の猫娘ってめちゃくちゃ可愛いですよね?

HoloModels「ゲゲゲの鬼太郎」PV

今日のお題が解ったらRT解らなくてもRTの時間です。

えーそんな全知全能のタトゥーはないだろう?

これに関連する動画をあげて欲しい。

最後までお読みいただきありがとうございました。