先祖は大切に

ようそろ~お越しくださいました。

9月19日は65名の方々が黒野のブログを過疎らないように巡回してくださいました。

ありがとーありがとーです。

黒野は8年前に沖縄離島の防空壕を調査したことがあります。島民の方は幼いころ防空壕に探検にいったとか、また戦争が終わり米軍が残しって云った飛行機の燃料タンクを洗い水をためる容器につかった等という話を伺いました。また今はリゾートホテルが建っている海岸の岩部分の横穴には旧日本軍の人間魚雷を用意するところだった等お話を聞きましたが、防空後のある場所。についてはなかなか教えてもらえませんでした。しかしながらタクシーを駆使して、戦時中の爪痕を多く調査することができました。そしてタクシー会社のドライバーさん達の協力の元に、防空壕があるだろうという小高い場所をようやく1つだけ発見することができました。ただそこに行くのは至難の業です。何故か?ガジュマルの木が生い茂ってたり、道なき道です。とりあえずその日は軽装でしたので2日後完全装備して岡を登ることにしました。

サソリとかいるらしいので真夏、長袖、長ズボン、靴下です。そしてドライバーさんに除草機をプレゼントして除草しながら小高い丘を登るということをしました。丘の途中でこれが防空壕だろうという横穴を発見しました。自然に出来た石と石の重なり合いの中に横穴があり、いたるところにちょっとしたくぼみがありそこに蝋燭や灯を置いたのだろうと思いました。別に遺品というものはなく、ただ単に戦争の爪痕を知ることになりました。ただ沖縄全土に言えることなのですが、昔の方々は風葬が一般的でこの風葬を横穴で行っていたということです。そしてそれらのいくつかが防空壕として使用されたということです。

また博物館でみた納骨する容器はとても大きく、その理由は風葬し、数年後完全に白骨化したら骨を洗い大きな壺に入れておくために大きい壺だということです。

また死後の世界観もニライカナイは沖縄本土の考えで離島ではニライカナイ思想はあまり信じられていませんでした。また儒教思想が強く先祖崇拝が大切にされています。最も諸説ありますがお墓の形状も母胎回帰を象徴しているということ。

また田舎の方でヤシガニを食べないというご年配の方がいらっしゃって理由はヤシガニが雑食性であることです。ご先祖様を食べたに違いないと思うご年配の方はヤシガニを食べないそうです。なかにはゆでで殻を割って内蔵をみたら髪の毛がというホラーな話もあります。

15年前の調査である離島の方20名に「幽霊を見たことありますか?」と尋ねました結果、幽霊またはそれに類似する物を見たと7名の方が答え話してくれました。実に多いと思います。

黒野は先祖といえば先祖返り位しか考えてませんが、沖縄本土、離島では先祖を大切にする風習が今なお残っています。お盆の日にサトウキビをお供えするのですがこの意義は、先祖の方がサトウキビを使ってあの世からこの世にこの世からあの世に行き来するためだそうです。本州でお盆に供えられるナスやキュウリを使った動物は沖縄本土、離島にはなくサトウキビが行き来する道具なのです。

先祖を大切にすることは良いことだと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。