恐ろしい鏡

とにかくやたら重い鏡でした。木枠がしっかりしてるからだと思いますが今時の手鏡なんか持てますけど飾った鏡は持って使うの手がだるくなる位重いです。そういえば昔の方って鏡を立てる台とかあったようで、その台どこいった?と思いましたが、画びょう沢山使い紐で吊るしました。落ちないように鏡の下に釘刺して足場変わりにしました。

深夜絶叫と聞いてたので不寝番をしてみましたが全くや怖いことは起きませんでした。1カ月昼夜逆転の生活で鏡を見てましたが全く怖くない普通の鏡です。しかし念には念を入れてこの鏡に何か秘密があるのか?を調査するために鏡の裏に「秘密を暴く」という印形を作りある晩じーっと鏡を見続けました。なお瞬きはしてません。その代わり涙がはじめボロボロとなりそれ超えるとじーっと見つめているだけになります。印形のことは一切考えずじーっと無心で心の独り言も止めて見続けました。すると鏡に映る自分ではなく何時代?と思うー少なくとも弥生時代とか平安時代ではない―日本人女性が見えました。そのまま見続けてると鏡に向かって何か宗教的なことをしてる人が見えましたがその宗教がどんなものか?は解りません。最後に分度器が見えました。

意識をしっかり戻し見えた映像を自分で分析してみました。日本人女性+宗教行為+分度器。いまいちこれだという判定が出来ず放置することにしました。この手の魔術技法はすぐさまに答えを得れる時と、数年後わかることがあります。ただ秘密を暴くという印形を使用しているので鏡に隠された何か?がこの3つの意味を解くことで得れるのか?それとも日本女性に分度器もって宗教儀礼をしてもえばいいのか?(これはまずない)いずれにしても答えは解りませんでした。

ある日鏡を見たら結露してました。これはおかしいです。お借りしたの冬です。窓は結露しますが、エアコンで暖かい部屋の壁に飾ってましたので結露はありえない。結露した水滴をスライドガラスにつけて顕微鏡でのぞいてみました。水の中に緑の何か?が含まれていました。この緑が何か?を特定することは試薬が必要なのですがとりあえず水分が蒸発したら何がスライドガラスに残るのか?と思い放置12時間。再び除くと緑色の粉上の物が残ってました。動いてるわけじゃないので生物じゃないのは目視済みでカビなら見ればわかりますがカビではない。植物でもわかりますがそうじゃない。可能性を否定して最後に残った答えは錆か顔料です。

ここで真っ先に思ったのが死んだ方もしかしてこの結露を舐めたんじゃなかろうか?です。ヒ素、亜ヒ酸銅の可能性があります。しかし仮にただの鏡に何故そんな物騒なものがあるか?です。そして結露を舐める人はいないだろうということです。

次に分度器を用意して鏡の角度を測りましたが別に意味のない行為でした。

結露、緑の物体。これはなんで起きるんだろう?

次回 怖い鏡の謎が解明!黒野も驚きました。

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