日本の物神のフィールドワークした時の怖い話
そういえば随分前からインスタグラムに室町時代後期作のダキニ天の写真を公開するといって全然してないです(笑)「ダキニ天僧形を憎む」という話に基づいて作られたダキニ天です。
全く神仏的なお姿じゃありません。その厨子の隣にはよくあるダキニ天(平成作)が祀られてるんですけど、玉藻の前にライドオンしている文殊菩薩が本地でしょ?というお姿のダキニ天。
後は最上稲荷由来の江戸時代作なダキニ天も一時期ありましたが、どのダキニ天にも共通して稲とか剣を持ってるんですが、「ダキニ天僧形を憎む」の仏像これは剣とかもってないです。
なんか稲ぽいものを持ってるけどこれ稲じゃなくて、動物の革じゃね?と思わすようなものです。
渓嵐拾葉集完全版を読むとダキニ天の供物って口伝ではネズミの素揚げとか書いてあります。後オコゼ。
まあ意味合いも説明されてますので興味ある方は国会図書館へ行きましょう~。
渓嵐拾葉集販売されてますが、ダ天口決全部削除、聖天口決全部削除要するに修法の仕方がすべて削除されています。
どの研究家の渓嵐拾葉集の本を見ても書かれていませんので国会図書館に行くしかないですよ。まあ渓嵐拾葉集はお読みになった方が良いと思います。削除バージョンでも。
書かれている時代背景から見て書いた光宗すげーって思います。ちなみに黒野忍は「あさばしょう」「かくぜんしょう」も持ってますが、渓嵐拾葉集の方が凄いと思います。
渓嵐拾葉集なんて知らねーよ!という行者は滅んで良し。
渓嵐拾葉集は天台宗の光宗が書いた300巻(現在は113巻しか確認されていない)で比叡山口伝を公開するだけではなく、高野山の口伝も公開するそして口伝だけじゃなく、医学、兵法、天文なども網羅。日本神話で神がどうやって日本を作ったか?すら口伝や秘伝が書かれているし(内容が凄い)天台の一心三観と山王権化が結びついている所も凄い。天台神道!
ちなみに黒野忍が渓嵐拾葉集の研究書籍そして叡山文庫、国会図書館とフィールドワークした結果。
浅草寺!(観音宗です)渓嵐拾葉集は保管されてますか?の問いに対して
「1度も保管した事はございません。」
「叡山文庫では零式と称して保管なさったとされてますけど?」
数日後の返答
「第2次世界大戦で燃えたと思われます。」
保管してたんじゃん!戦火で燃えたと最初から言えばいいじゃん。
とにかく渓嵐拾葉集知らない行者は読みなさいっていう話。
なお鎌倉時代。人に憑りつくのは狗(これでキツネと読む)そして除霊法に天狗落とし(あまきつねおとし)比叡山はその昔、天狗落としを行ったと渓嵐拾葉集で書かれてる。
これがどんどん民間俗習に転じて狗をいぬと呼び狗神信仰になる。
ちなみに黒野忍、この手の日本の物神のフィールドワークをした。
ヤバイと思った。
まず「オサキ」持ちの家の女性と交際しオサキを見せてと言ったら
「じゃあ結婚してくれるよね?」
そういう風習なんだというかもう怖いと思った。
家に泊ったんだけど朝6時に和太鼓が鳴り響く。その時オサキが開帳される。
しかし!「結婚しないと見せれない。」の一点張り。
「結婚は9分9厘無理なんだけど3秒オサキを見せて欲しい。1秒でもいいよ。」
で!次の朝1秒まじで1秒見せてもらった。
なんかの動物の尻尾?色は汚れててとにかくこれは相当代々崇拝されてるんだな~と解りました。
次「生団子」。これもヤバイ家柄だと思う。
秩父市に突撃したんだけど話を伺っていたら「あんた嫁欲しくないか?うちの子は言い嫁になるぞ!」もういい!婿募集と思った。
そして最後の「ネブッチョウ」に関しては恐ろしすぎる物神だと思った。
日本の物神は怖すぎる。いつかこのフィールドワークもまとめなければ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
