ようそろ~お越しくださいました。今日はリクエストに応えて個人神について書いてみます。怖い話は後日。
個人神とググると一神教(ユダヤ、イスラム、キリスト教)ではなくメソポタミア文明に出てくる神話体系だと(紀元前3000年)ということがわかります。
メソポタミアの宗教は古代エジプトやいくつかの都市と同じく、
1 神々にそれそれの神殿が建造されている
2 実際よくわかってない。
この2つです。マヤ文明も同じ系統になるんでしょう。都市や部落に対してその地域の神、女神が信仰されています。紀元前の宗教、魔術この両方は常に解明されていません。(宗教や魔術が解り始めるのは、青銅器後期~鉄器時代に入ってから)古代ギリシアでも首都アテナにはアテナの女神神殿があったわけですし、古代エジプトでも王権神話(王様はホルスの末裔みたいな)ものがありますが、王様や政治が変わるとメインの神が変わっています。エジプトの神々も沢山います。
個人神というのは、その人の神。それです。この文明は神話という体系で言えばメソポタミアになりますが、実は個人神というのは、アマゾンの神話体系にも、またネイティブアメリカンにもGodという名前はつかないものの、同じ機能を持つ存在がいます。
先日海外有識者とアヤワスカの現状について議論しました。その時ペルーのシャーマンが面白いことを述べました。
「アヤワスカの精霊は女性だ。マリファナの精霊は女性だ。だから故郷で医療大麻や嗜好性大麻を利用している観光客に私はアヤワスカツアーをしない、コーディネーターの多くもそれを知っているし、そうレクチャーしてので、本当のアヤワスカの精霊とのコンタクトは男性じゃなきゃできないんだ。アヤワスカの精霊は嫉妬深い。」
現場の声なので皆興味津々でした。また日本におけるアヤワスカの利用について僕と2名が意見しました。するとペルーの別のシャーマンが
「アヤワスカは大切なものだ。精霊の導きを日本人は必要としてないだろうし日本に精霊信仰はあるのか?」
このシャーマンたちが述べている精霊=女性だけど、100人のクエストに対して全員同じ精霊に出会えるわけでなく個々人別の精霊が導くそうなので突き詰めれば、これも個人神です。
また個人神自体、メソポタミア文明オンリーではなく、ネイティブアメリカン達の先祖霊崇拝も個人神崇拝に値します。神という概念がない地域ではSpiriteが神と全く同じ役目をしています。
じゃあ日本では?アイヌ研究はしていないので、琉球から。個人神は存在します。
宮古島の砂川地区には昔から「ウルカ双紙」が存在しています。(黒野はウルカ双紙を持ってます)戦争中、工場で働くより、ウルカ双紙を作る方が高い賃金だったと書かれおり内容に関しては、
1 その人の神様の名前、また先祖の神様の名前
2 その人の1年の暦占い
3 神の姿
そしてこの本を持って神事に参加するわけです。2については高島易~に関して警鐘を鳴らしています。3はまるでアメリカのシャーマンが描きそうな神の姿です。
ただ宮古島の神は、上からくる存在(宮古島を作った神々)と下からくる存在(先祖が神になっている)と明確化されており崇拝方法が全く異なります。下からくるというとなんか地獄から?みたいなイメージみたいになりますが、そうではなく、言葉の表現がそれしかないからです。天から来た神という表現もありません。先祖の神に対して旧盆で祭りを行いますこれは沖縄全土そうです。エイサーは皆さんご存じでしょう。しかしそもそもエイサーはお盆の日に行われていた祭りでもあります。
個人神のもう1つのアプローチが、アブラメリン(これはユダヤ教の影響で書かれてます)の聖なる守護天使でしょう。神がその人に遣わすその人だけの天使。まあ羽が生えてる生えてないはその人の宗教観なんですがそのフィルタリングを外せば、その者の大いなる存在なのですからその人にとって神、女神でしょう。ちなみアブラメリン成功者知ってますが、女性の天使だった!というのは21世紀に入ってから確認されてそれまでずーっと男の天使でした。この辺のフィルタリングもなくして今はもっと多種多様なその人だけの守護天使がいると思います。
そして日本でも、個人神はいたようです。生駒の開祖。湛海律師。彼は3面不動明王を見たと。しかしこの3面不動明王は密教に元々存在した明王ではないです。そして湛海律師は3面不動明王に仏像を作りその後坂本家に。で白黒の写真しか存在せず、もう3面不動明王は戦争で燃えたんじゃない?という話しかありませんでしたが、黒野実物と写真撮っていますしかもカラーで。黒野のTwitter遡れば3面不動明王と黒野が見れる歴史的1枚です。そしてじゃあこの3面不動明王拝み方は?湛海律師が見た湛海律師の明王ですから湛海律師専用の明王ですし仏像1つしかないので、拝み方を残しても仕方ないわけです。
蔵王権化みたいなメジャーな存在になると、そもそも個人の神が歴史と共にみんなに崇拝されるようになったので拝み方作法が存在しますが、湛海律師の3面不動明王はメソポタミアの個人神と全く同じです。ちなみに黒野3面不動明王を買おうとしましたが、大きなお寺が買っていきましたそして黒野に「これちゃんと専門家と共に研究します。」と言い残してますがぜんっぜん進んでないのでまぁ個人神とは個人専用なんだな~とつくづく思いました。黒野なら生駒にオファーして、売却しますけど。
個人神の役割は、その人の精神的サポートです。この精神的サポートはあらゆる考えられるものが含まれています。相談相手にも、ヒーラーにも、この混沌とした宇宙を共に歩むパートナーにも。
メソポタミアが原点というものではなく、かの者の神、彼の神、彼女の神、少女の神、少年の女神が存在し、おそらく、それは成長過程で変わっていくか?(心理学解釈)一生変わらないか?(ネイティブアメリカンの考え)だと思います。
どうやったら個人神とコンタクトできるか?それはその個人しか知らないと思います。偉大な司祭は存在しません。今の時代に。じゃあ妄想の産物なのか?そうではないと思います。蔵王権化が妄想の産物と言われたらどう思いますか?本地が何々と書かれていますがその初期設定ですらその人だけの経験だから妄想と言い切っいてしまうことはできますし、それこそ3面不動明王も同じですがそうではない。
個人神を心理学解釈(ユング)ですればそれは、グレートマザーやオールドワイズマンの表れでしょう。その人だけの奥義であってその人だけの神聖です。
メソポタミアだけではなく、身近な日本にも個人神は存在したけど、今このデジタルテクノロジーの中、個人神とコンタクトするのは難しいかもしれません。静寂の中祈ること何日とかその辺が必要でしょう。
なお人間は2週間不眠でいると、痙攣し倒れるというエビデンスがありそこをビヨンドする精神力が必要なのかもしません。ちなみに黒野3週間寝ないでいれますが倒れないのでエビデンスは信じていません。ただ3週間寝ないと、どえらく疲れる+幻覚が見える(外歩いてたら、ゴミ箱がクロコダイルに見えました)
Godという概念がない部族たちの中でSpiriteが個人神であり、Godという観念がある中ではその人がコンタクトした存在が個人神ですがチャネリングでどうこうできるものじゃないないです。
シマギイー ユミフィーサマイ スディガフー!!