黒野忍オフィシャルサイト

タルパ

ようそろ~お越しくださいました。

9月25日は66名の方々が黒野のブログを過疎らないように巡回してくださいました。

ありがとーありがとーです。

さて死者とタルパについて語る前に、1つ15世紀の魔術の奥義書には死者を呼ぶという内容が記されたものが多くあります一番有名なのがGOETIAの邪なる精霊でしょう。何匹の邪なる精霊が死者に関して云々と書かれているかです。

さて以前もタルパについては解説しましたし、海外の混沌魔術でもタルパは実践されています。ただし海外の混沌魔術師はタルパはタルパ。という考えであってそのタルパとおしゃべりをするようなことは一切していません。海外の混沌魔術師はタルパにタスクを決めて姿を決め名前を決めて、喚起魔術として扱います。日本のように性格設定や強くイメージした姿とおしゃべりを繰り返す塔なことをしません。混沌魔術師にとってタルパは下僕です。なのでタルパとおしゃべりをすることはなく命令するだけです。

そしてネクロマンシーは、日本のタルパの原理と同じように思えます。厳密にネクロマンシーにしろタルパにしろそれは、エーテル、アストラルライトの存在であってネクロマンシーはその実践者の死者に対する想いや記憶がアストラルライトの中で具現化した喚起状態になります。日本人のタルパの形成も性格設定をして視覚化するとか、人形にしゃべりかけるとかそういうのはすべてアストラルライトの中で具現化する形になります。限りなく個人的な用途でしか使えないのが日本式タルパの作り方です。個人主観が入っているので個人それを超えることはありません。これに対し使い魔やサーバントはその印形の中に普遍的象徴が付け足されることが多く、例えば知識を得る、情報を得るなら水星のマークが添えられデザインされることが多くもちろん何故水星かを理解していなければなりませんが、完成した印は個人的なタスクでありながらも水星という象徴を使い普遍的な意味を持たしています。時に素晴らしい混沌魔術師は水星がタロットカードの魔術師に対応しているので、魔術師のカードから印形を作り情報を知るためのサーバントとして使用するかもしれません。

また以前も書いたかもしれません。タルパを持つ日本の方々は同時にイマジナリーフレンドを持っているか?タルパがイマジナリーフレンドとなる場合があります。そしてイマジナリーフレンドを持つ方の殆どが精神疾患を抱えています。これも日本独自の現象です。海外の少なくとも混沌魔術師はイマジナリーフレンドを持っていません。またタルパが勝手に任務以上のことをするのも日本独自だと思います。また混沌魔術以外のスピリチュアルやオカルトにおいてタルパが精神的な癒しとなるという意見がありますが、これについて1つ言えることはそれだけ人間関係が荒んでいるか?何かの問題を抱えながらもカウンセラーに言えないのでタルパを作りそれに話しかけている自己完結的な癒しだと思えますが、これは問題の解決にはなりません。ネクロマンシーは死者を呼ぶことで遺族の方または知人の方が癒されるのかもしれませんが、喪失したということの解決には全くならないので、極論混沌魔術はネクロマンシーは魔術への冒涜として考えています。ただじゃあイタコは?ユタは?カミツカサは?という話はやはり日本独自の風習です。お盆で先祖をお迎えし終わりには先祖を送るという風習は日本各地にあり中でも沖縄県が本州のお盆と異なります。沖縄県のお盆は旧暦で行われますし、かびせんという1枚数億という紙をお盆の終わりの日に燃やします。あの世のはインフレ状態だと思いますが、皆さん真剣に行っているわけです。故人をしのび行う風習を魔術の冒涜だと黒野はおもいません。

ただ死んだ方の姿をタルパに使うという行為も喪失感への治療なのかもしれませんが死んだ方がこっちにおいでよ等ということを言う可能性は高く黒野はお勧めしません。ネクロマンシーの方法論をタルパで行うのは良くないと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。