ガラスの靴その1

ようそろ~お越しくださいました。

9月21日は59名の方々が黒野のブログを過疎らないように巡回してくださいました。

ありがとーありがとーです。

古美術店で変わったコレクションを見たことがあります。キュリオケースいっぱいに並べられているガラスの靴しかみ右だけ。もちろんヒール。ガラス職人すごいなぁと思う位の出来栄えでしたが、売り物にはならず

「黒野さん1つあげますよ。」

といわれましたが使い道がないのでいらないと。

このガラスの靴コレクションはわざわざガラス細工の職人さんに作らせたものでシンデレラの残していった靴にあやかるという妖術のような働きを持ち主さんが考えたそうで。

シンデレラはおおよそ誰でも知っている童話です。ただシンデレラが童話なのに結構残虐なのも今では知ってる方も多いわけです。ペロー童話集のシンデレラとグリム童話のシンデレラは異なっている部分も多くペロー童話集はそれぞれの物語に教訓が添えられています。ご興味ある方は読んでみると良いと思います。

黒野がシンデレラの話を始めて絵本で読み聞かされたとき大人に

「なんで魔法は消えちゃったのにガラスの靴だけ残ったの?」

という疑問に誰も答えれませんでした。大人になってペロー童話の存在を知りドレスとかかぼちゃの馬車とかは魔法により変化したものであって、ガラスの靴だけが与えられたものという理由から、変化は0時で消えるが与えられたものは消えないという話だと知りました。

でガラスの靴しかも右だけのコレクションは確かに美術品ですが、ふとわざわざガラス職人にオーダーした靴どれだけ玉の輿に乗りたい方が作ったんだろう?と思いました。物語のように幸せに暮らしました。という話にあやかろうとするなら1足で十分なはずですが、30足しかも右足だけ色々なガラスの靴があるわけで何のために?と思いました。

ふと古美術商の店長に

「これなんで右足だけこんなに沢山?」

と聞きましたら持ち主さんの壮絶な怨念が込められていました。

続きはまた明日

最後までお読みいただきありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。